ESTP型は起業家タイプと呼ばれることもあり、なかなか華々しい印象のタイプです。
実在するESTP型の人物は、アーネスト・ヘミングウェイ(作家)、マドンナ(歌手)、ブルース・ウィリス(俳優)。物語上のキャラクターで言えば、信(キングダム)、ハン・ソロ(スターウォーズ)、ドーラ(天空の城ラピュタ)、阿良々木火憐(化物語)あたりはESTP型かなと。
行動的で、判断がずば抜けて早くせっかちな印象があるのではないでしょうか。
そんなESTP型(起業家タイプ)の特徴や強み弱いをまとめてみました。
ESTP型(起業家タイプ)の特徴
ESTP型の人は、性格診断の全タイプ中で、もっとも決断が早く行動力があります。
考える前に動いてしまうタイプで、じっとしていることは苦手で、イライラしてしまいます。いわゆる走りながら考えろとは、きっとESTP型の成功者の言葉でしょう。それくらいESTP型をよく表した言葉です。
性格は非常に明るく前向きな楽天家で、人目をはばからず行動します。ムードメーカーであり紗効果ではあるものの、空気を読むようなタイプではありませんので、一部の人からは変わり者扱いされることもあります。
退屈を嫌い、様々なことに興味を持つ好奇心旺盛な人です。ENTPと似ている点が多いが、ENTPは計画立案や、議論を楽しむのに対し、ESTPはそのような面倒なことはしないので、そのあたりを観察すると違いがわかります。
ESTP型の強み
大胆な行動力
起業家の人格タイプを持つ人々は、人生とエネルギーでいっぱいです。
起業家には、境界を広げ、新しいものやアイデアを発見して使用するよりも大きな喜びはありません。
ESTP型はエネルギッシュで活動的。それが彼らの魅力です。ENTP型はそのエネルギーと行動力で、新しいアイディアに挑戦し、みんなの先頭を突っ走ります。
それができる理由は、ESTP型は生来の楽天家気質でリスクを恐れないというか、必要なリスクはしっかり取れるからです。
合理的かつ実用的
ESTP型にとって楽しいことは、実用的なアイディアを見つけ出し、問題解決をし、十分実用レベルにすることです。全体を大きくみたり、抽象的に捉えたりすることなく、より合理的に、より効率よく、なにより実用的、現実的なやり方で問題を解決したいと考えます。
彼らにしてみたら、現実的ではない妄想や議論などは何の役にも立ちません。今、目の前にある現実を変えること。これがENTPにとって重要なのです。
ENTP型のユニークな点は、合理的で実用的なものを好むのに、非常に独自性に富んだアイディアや行動を取る点です。
彼らは大胆さと実用性を組み合わせ、新しいことにもリスクを恐れず取り組みますから、結果的に独自性に富む行動にたどり付きます。
彼らは他の誰も考えない方法で問題を解決し、新しいアイデアやソリューションを試してみたいのです。
社交的な人気者
ESTP型は、心理的な駆け引きだとか、遠回りなコミュニケーションは苦手です。直接的で事実的な質疑応答でハッキリしたコミュニケーションをします。
まどろっこしいことが大嫌いなESTP型は、事実と結論に興味があるからですね。
せっかちなコミュニケーションを取る人が多いのもこのタイプの特徴です。
他者の能力や価値を気持ちよく認める事ができるし、相手の要求に広く応えようとするサービス精神も持ち合わせています。
愛嬌があり、気取らないESTP型は、人の輪の中心になっています。
ESTP型の弱み
Mrリスクと呼ぶにふさわしいイケイケ感
ESTP型にとって退屈は悪です。だからこそ大抵の人間が躊躇することも、納得すれば実行します。
そして新しいことにはどんどん挑戦し、ときに物事の危険性や過小評価してしまうことがあり、常に多くのリスクを抱えているともいえますから、場合によってはとても危険な存在にもなり得ます。
また独自の理論で判断し周囲を扇動する傾向もあるのですが、その独自の理論そのものが多くのリスクを内包しており、なおかつ間違っている場合、大きなリスクを周囲の人間に撒き散らすことも少なくありません。まぁまぁ怖いタイプです(笑)
自分がリスクを取っている分、自信満々で人にも勧め、間違ったときは皆して吹き飛び、非難を受けても俺も損したし自己責任でしょと言うのがこのタイプです。仮想通貨界隈でもこういう人いますよね。えぇいますとも。
発想が脱線して嫌われないように
ESTP型は、現実の問題を解決したり、不便を解消したりすることに喜びを感じます。その過程でルールや慣習、あるいは社会的な期待を無視して、実用性を追いかけてしまうことがあります。たしかに問題解決できるかもしれませんが、不評悪評を受けてしまうこともあります。革新的すぎたり、あまりにも常識はずれ、あるいはアンモラルだったりする場合ですね。
自分にとって都合よく考えてしまい、的外れであったり、ひねくれた意見を持ってしまうこともままあります。
飽き性
ESTP型は、まじめで型にはまるようなタイプではありません。いつも面白いことを求めており、退屈は的だと思っています。その為、反復繰り返し、厳しいルール、静かに座っているなどは非常に苦手です。
ですから、学校やルーティーンワーク、基礎的な仕事をしなければいけない環境は、耐え難いほどに退屈で、逃げ出したくなるほど苦痛なのです。
ESTP型を活かすためには、新しいことに挑戦させ、行動し実践を促すことが最重要でしょう。
またせっかちで飽き性が多く、熱しやすく冷めやすいのもこのタイプです。
最初のうちは夢中で取り組んでいた仕事でも、気がつけば飽きてしまい、最悪の場合、やりかけのまま放り投げてしまうことすらあります。
まとめ
ESTP型(起業家タイプ)は、行動力と判断力に優れ、グループの先頭を走るリーダータイプです。リスクを背負ってチャレンジできる勇気と、人の輪の中心になれる愛嬌も兼ね備えています。
気をつけたいのは、リスクへの判断を間違えないことと、なんでもすぐに飽きてしまう点。リスク判断を間違えてしまうと、自分だけではなく、周りの人にも影響します。ESTP型は人を巻き込む能力もあるので、努々忘れないようにしましょう。それがなければ非常に魅力的なタイプですよね。なんか今の時代っぽい感じの性格ですね。